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『イタリア滞在記』

メルマガ読者の方が、今イタリア滞在中の生の情報をお届け下さいました。

イタリアの興味のある方、いつかイタリアに!と思っていらっしゃる皆様へ、リアルな情報の一つとしてお読みいただければと思います♬

イタリアは・・・・
どんな国でもでしょうが、言葉が理解できないと、コミュケーションが取れにくく、誤解も生じるなと感じています。
私の場合は仕事で赴任したので、尚更でした。

ローマで仕事をしていたのですが、街全体が歴史を感じる風情になっていて、建物がどれも圧巻。でも、歩けばペットの糞を踏むと言っても間違いがないくらいゴミだらけで、イタリア人のマナーの悪さが露呈していました。

今はミラノの田舎にいますが、ローマとは一転、街が静かです。狭い家の我が家と違い、どの家も大きく素晴らしく立派。庭も広くて羨ましい限りです。

どちらにしても、日本から出た事がなかった私には、不便で仕方ありません。

時間が無駄に感じて仕方ありませんが、郷に入れば郷に従えで、今は慣れましたよ。
イタリア流の朝食、バールでのコーヒーとコルネットの朝食にはまって、それが今の楽しみです(笑)さすがイタリア、コーヒーは本当に美味しいです。

人柄は、
陽気と形容されがちなイタリア人ですが、やはり人によりいろいろ。
ハッキリと目には見えませんが、人種差別がかなりキツい国です。給与面で、その差が歴然と表れます。低賃金で働くバングラ、ブラジル、フィリッピンの人々。中国人、日本人は職種によって、高賃金です。イタリア人の経営者は、我慢強く働く日本人が大好き、そのため、不法に働かせて給与が貰えず泣寝入りし、帰国した多くの日本人がいます。

イタリア人は基本、自分を正当化する教育を受けて来ているそうです。ですから、不満があっても言わない日本人のほうが悪い!となるそうですよ。

又、私達日本人は、中国人に間違われ、カフェで挨拶もしてもらえない事もありました。日本人だとわかると、そうでもないのですが・・

ヨーロッパは自分を出す文化、日本は引く文化。文化の違いを感じた次第です。

 

私は
日本の外に出るのが夢でした。
今迄出た事がなかったので、憧れでした。

実際飛び出たものの、言葉の壁は大きいかったです。イタリアは英語があまり通じません。
言葉が理解できない不便さ、不自由さに加え、自分を出さず引く日本人はいつの間にやら、責任逃れをするイタリア人に上手く責任転化されていたり。

とにかく、やったこと言ったことの証拠が残っていても、知らない言ってないと、堂々と自分の正当性を主張します。
もう、開いた口がふさがりません、どころじゃありません。

半面、そういう揉め事があっても翌日はケロリとしていて、平然としています。
まあ、イタリア人全員がそうじゃありませんが、そういう傾向の人が多いですね。
東洋と西洋の文化の違いは、考え方まで違うのだと身を持って知りました。

こういった経験は、日本語教師に戻った時に役にたつのではないかと思っています。

ローマのバールでは、観光に来たと思われると、カプチーノとコルネットで4EURO、そうじゃないと分かると2EUROです。ですので、私は顔馴染みのバールしか行きません。
何度も高額なコーヒー飲まされているので(苦笑)

5年イタリア在住の知人は、先日エスプレッソだけで4EURO取られたそうです。
言い返して、お金を取り返したそうですが。

私の場合、ここでも、言葉ができない、引く性格が邪魔して泣寝入りです。
私の場合イタリアで生きて行くには、性格を変えないとダメなようです。曖昧さが残る日本語をそのままイタリア語にすると、意味が通じません。
英語もそうですが「はい」か「いいえ」だけなんですね。

イタリアに慣れてしまうと、日本に戻って仕事すと、出る杭は打たれることになりかねないので、早々に戻ります(笑)
でも、また機会があれば どこか外の国で仕事がしたいです。

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いいことも、そうじゃないことも含めて、やっぱり海外からのお便りは、ワクワクするものですね^^

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