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『直接法と間接法』と『「NGO-Heart」ページ』のこと。

こんにちは。

先日、ある日本語教師の方とお話をし、思い出したことがあります。

『直接法』日本語で日本語を教える。
『間接法』媒介語を使って、日本語を教える。

について、世界の事情(数カ国だけですが)と、日本の現状の自分なりに見て、考えていたことがあります。

アメリカでも、フィリピンでも、オーストラリアでも、スリランカでも、初級の学習者には、現地の言葉を使いながら日本語を教えていました。

つまり媒介語です。

『日本語で』ではありませんでした。

そして、ある程度文法が入ってから、日本人が主に「会話を教える」という目的で授業を受け持ちます。

これは私が見て来た学校だけの話ですが、この方が、とても文法のインプットが早いのです。

びっくりされると思いますが、フィリピンの学校では、初級〜N2合格まで、1年もかからないのです。直接先生に伺いました。

もちろんかなり集中します。

そして、会話の練習もほとんどしません。
でも、「まずは文法の十分なインプット」ということに集中し、次に、「十分にアウトプットをする」、と考えるのであれは、間接法というのは、非常に理にかなっているな、と思いました。

私が経験しことがある日本の日本語学校では

①授業中はできるだけ教科書を見ない。
②媒介語は使わないで、日本語だけで教えること。
など、強い規制がありましたが、その時から

「せっかく翻訳語版があるのに、どうして授業でそれを十分に活用しないんだろう」と思っていました。

「最初に、「この文法の意味はこれです」と、頭でクリアに理解して、それから十分なアウトプットの時間を取った方が、効率もいいんじゃないかな〜。」と、密かに思っていました。

もちろん、翻訳が全て正しい、という訳ではありませんが、教科書や翻訳を使うと、かなりスピードアップしてだいたいの文法や言葉、表現などがインプットできるのでは、と(私は)思います。

今は、自分で教えているので、自由なスタイルで教えていますが、

①翻訳部分を読んでもらう。
②分からない言葉や表現を確認する。
③例文を作る。
の流れで、だいたい教えています。

あまり時間をかけていません。
導入もありません。

もちろん、学習者の目的や性格によっても好き嫌いがあるかと思いますが、日本でも、『間接法のメリット』も、積極的に生かしてもいいのでは、と個人的には思っています。

生徒も教師も、もっと楽に授業ができる分、授業に楽しい工夫を組み込む余裕もできていいのにな〜、と。

直接法のメリット、間接法のメリットを臨機応変に生かせたらいいですね!

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『NGO-Heart』のページを作りました。

この頃、海外との接点が、
◆ビジネス
◆貢献
の2つに分かれてきています。

はぁとinternationalは株式会社なので、もちろん周りの皆さんも「ビジネス」として繋がろうと思って下さいます。

でも、理念は「世界平和」なので、分かりにくいようで・・・。

それで、少し活動を分かりやすくするために、「ビジネス」として展開する部分と、「NGO」として、他者や他社や他団体が既に活動していらっしゃって、はぁとと理念や考えを同じくする方々を、私達ができる形で応援させていただくことで、世界平和への活動を加速させたいと考え、『NGO-Heart』という形で、一度整理してみようかと考えました。

少しずつこちらのページにアップ致しますので、もし「これ、参加したい!」というものがありましたら、いつでもお気軽にご連絡下さいませ。

https://www.heart-international.info/ngo-heart/

今回掲載しているのは、『Us & Japan Society of Connecticut 』という団体で、昨年12月1日に、在米日本人の方によって設
立されました。

6月に行く予定のアメリカでの活動とその主催団体様ですが、①現地で一緒に日本文化イベントを作りましょう! ②千羽鶴プロジェクト、の、2つの募集を行っています。

②の千羽鶴プロジェクトの方は、日本で作って持って行きますので、どなたでも参加していただけます。

日米のより平和な繋がりを祈願しながら、願いを込めて折ります。そして、ご協力下さった方の情報(写真やメッセージなど)を、ご本人が望まれる範囲内で現地に届けます。

そして、その千羽鶴を毎年お世話になった施設に寄贈致します。

この2つのプロジェクトのいずれかに興味がある方、どうぞご連絡下さいませ♬

これからも、この『NGO-Heart』ページに、多くの方々とのご縁が繋がり、広がる、その『数』が、具体的な目標になりそうです。
どんなにその数が増えても、いつまでも、サポートさせていただけるだけの人材と財力を蓄え続ける、それが『NGO-Heart』を支える『はぁとinternational株式会社』の役目です。

 

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