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『日本語教師が起業するときの(私の)失敗』

日本語教師歴:5年

日本語教師トレーニング:2年

個人事業として:4年

法人として:4年半

という流れで、「日本語」で起業して、現在47歳。

 

私にあったものは「文法を教える自信」

私になかったものは「起業経験/ノウハウ」

今、「日本語教師の皆さんの起業コンサル」も行っていますが、私が進んできた道で、私が苦戦してきた原因をほとんどの方に感じます。

それは「専門性の追求」に偏りすぎること。

「このテキストを使って、こういうメソッドを使って、他との差別化には自信があります!」

というもの。

 

差別化は、生徒に選んでもらえる土俵に上がってはじめて感じてもらえるアピールポイント。

じゃ、その土俵にはどうやってあがればいいのか・・・?

 

具体的には、
「生徒はどうやって集める?」
「生徒が半年間いなかったら?」
「継続的に収入が入ってくるようにするには?」
「1人で何役までできる?」
「じゃ、人を雇う?」
「人を雇うならお給料は?」

の質問に、だいたいの日本語教師の皆さんは

「そうですね・・・。そこなんですよね・・・」

というお返事。

たったこれだけの質問ですが、「どうやって教える」は入っていません。

「どんなテキスト」とか「どんなサービス」を実際に提供できるのは、これらが想像できてからです。これらに自分なりの答えが見つかってからです。

もちろん「やりながら」もあり!です。私もそうやってきました。

でも、「やりながら」のマイナスは「時間とお金がそこはかとなくかかる。湯水のように減っていく」が伴います。

ここではじめて、「経営者の苦労」が実感として沸き始めます。

ある意味「経営者としての孤独の戦い」のスタートです。

私も苦しくて、何十回泣いたか分かりません。

他の経営者に、何回怒られたか分かりません。

 

 

 

日本語教師の「専門性」は、土俵に上がらなければ誰にも届かない、ということを、頭で分かっていても、それを実行するポイントが分かりませんでした。

日本語教師が本当に社会で必要とされる、自立した職業として社会で認められる職として認識されるためにどうすればいいのか。それは、個々の目標によって違います。

「学校」が作りたいのか。

「組合」が作りたいのか。

「会社」が作りたいのか。

「教室」が作りたいのか。

「国内」に作りたいのか。

「海外」に作りたいのか。

今1度、ここを想像して、これをクリアしてまでも本当にやりたいことなのか、自分の目標や形を見つめ直したり、覚悟を新たにしたりと、皆さんの「自分らしい人生のスタート」に是非、是非、強く想像してみて下さい。

私も、友達と一緒に学校を作ったり、海外で作ったり、国内で作ったり、いろいろチャレンジしてきました。
その全てが「糧」ではありますが、でも、すり減ったものもあり、これから起業される日本語教師の方にお役に立てるような活動を通して、やっと自分の経験も「無駄じゃなかったな」と思えます。

でも、今の私の正直な、100%正直な気持ちですが、

「生まれ変わっても起業したい!」

と思っています。

こんな人生勉強、そうそうできません。

自分を応援してくれる仲間が1人でも、2人でもいるなら、是非、スタートして欲しいと思います。

そして、起業を覚悟された皆さん、起業された皆さん、是非「日本語教師の起業仲間」として、これから世界を一緒によくしていきましょう!!!

入江ちほみ

 

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