19Dec
12/19のメルマガに、こんなことを書きました。
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こんにちは。
この頃、追われに追われてて、いつも自分に言いきかせている
『どんなことも「一」を大切にする』
と決めていることを忘れてしまう日が増えました。
忙しい時は、一度にたくさんのことに追われてて、時間配分ができてなくて、仕事と寝るだけの日々、という状況になっていることが多いので、「一」が見えなくなるからです。
「こんな大きな目標、たどり着けるのだろうか」とか
「一気にこんなに仕事抱えて、どうしよう・・・」とか
「あの人ともこの人ともうまくいなくて、やっぱり私が悪いのかな・・・」とか
自分の足下よりも、先の遠さや複雑さにひるんで、方向を見失うことがよくあります。
そんな時の自分の心の落ち着かせ方として
「一を大切にする」
という言葉を、いつからか自分の心に置くようになりました。
あれもこれもしなきゃ、と焦りが生まれると、一番近くにいる存在や物事から見えなくなります。
そして大きなものを追いかけて、最後は本末転倒、という結果になって、自分自身への信頼を失い、人からも信用されず、形だけの何かを手にする、ということになることがありました。
だから、焦りを静めるためにも
「あれもこれもいる、しなきゃ、でも、まず、今目の前にいる、今日のこの人のレッスンにベストを尽くそう。今日のこの出来事に真摯に取り組もう。」
と、一見繋がりの薄いように見える物事に真剣に取り組むと、自分の気持ちも落ち着き、焦りが遠のき、目の前の人からの笑顔や信頼を得られ、この小さな安堵が、大きな出来事に対する自信にも繋がってくるのです、不思議と。
今朝は、「一」を思い出し、気持ちを切り替えて、朝の、JICリーダーさんとのmtg、アメリカ人の方のレッスン、バングラデシュの皆さんのレッスン、をこなすことが出来ました。
18:30〜は、立て続けに3人のゲーム会社の社員さんのレッスンが入っています。
「入江さん、これからも続々社員が入社しますので、宜しくお願いします!」と、嬉しいメッセージを昨日いただき、尚更、「一」を大切にしよう、と思っています。
『今日のバングラデシュのレッスン』
先日から、東京のJICリーダー受講生の方に授業の1/3〜半分をもっていただき、授業見学+振り返りで、その方のスキルアップのお手伝いをさせていただいています。
日本語コントロール
簡潔な指示の仕方
生徒の発話を、小さな発話でも聞き逃さないように大切にすること
小さなステップでレッスンを運ぶこと
発話速度を落とすこと
でも、萎縮せずに自分らしくレッスンをすること
などなど、私なりにいろいろなアドバイスをさせていただいています。
「わかる」と「できる」は違う、そこの体験と学びを日々積み重ねて下さっています。
これまで数回の授業をもっていただきました。
この方の謙虚さ、私から学びたいと思って下さる純粋な信頼を日々感じます。
トレーニング中、この方も恐らく「一」が見えなくなる日々であっただろうと推測します。それでも、常に焦点を生徒達に充て、全く言い訳もなく、自分を変えることに尽力してくれました。
彼らのために少しでも身になる、楽しいレッスンを、と。
今日のレッスンは素晴らしかったです。
生徒も、この先生が画面に登場すると
「○○先生〜!お元気ですか〜?!」と、16名がワイワイ無邪気に話しかけてくれるのです。
そして、授業中も、伸び伸びと先生と会話し、学び、最後には
「先生、今日もお時間いただき、ありがとうございました!」
とお礼を言ってくれるのです。こんなフレーズは教えたことがありません。
でも、伝えたくて、自分達で調べたりしたのだと思います。
「どうやったら文法力が付きますか?」とか
「教える自信が欲しいんです」などとよく言われます。
「文法力」は、まず、文法の基礎を知り、身に付けるために実践を通して教師が文法を体験し、最後には、生徒に合わせて入れる文法、入れない文法、まとめて教えられる文法、など、文法をコントロールできるようになった時、初めて「文法力がある」というところに一旦到達するのだと思います。
「何を入れなくてもいいのか、省くことが難しい」と聞いたこともあります。
昨日は
「〜て下さい」
「〜てもいいですか」
「〜て、〜て」
「〜て います」
を全て教えました。
「食べています」も「着ています」も概念は同じです。
生徒達はそれほど迷っていません。
日本語教師は「職人さん」です。
自分の技術が上がっていけば、どこまでも可能性が広がります。
本物が欲しい、という人に必ず見つけてもらえます。
「○○学校の〜」という所属の次は、
「是非、あなたに教えて欲しい」という、企業や組織、また、世界中の人達から名指しで求められるようなプロの日本語教師が増えていくといいな、と思っています。
「臨機応変さと固定概念」のない、実践力のある日本語教師が、最後にはどこともバランスを取って職業としてやっていけるのだと思います。
私自身も、ずっと職人として
「本物でありたい」
と思ってきました。
10月末に偶然見つけて頂いた福岡のとある企業の方からの繋がりがご縁で、1週間後からバングラデシュのレッスンを丸ごと委託され、手探りでここまできてほぼ2ヶ月。
「入江さん、来年の春、バングラデシュに行ってもらえませんか?現地の学校設立+教師トレーニングをお願いしたいんです」
と次の展開をいただきました。
最高の展開です。
私には、それなりの経験と、異文化を受け入れる臨機応変さとその大切さ、固定概念なくテキストがあってもなくても教えられる基礎力があります。と思っています。
このトレーニング生の方のように、体験には必ず成長がついてきます。
日本に、世界中に、本物を目指す日本語教師の皆さまが増えるといいな、と思っています。
*12/22 の13:00〜16:00で、オンライン交流会を実施します。
国内外、ご参加いただく皆さまとの交流を求めていらっしゃる方、まだ間に合います。お気軽にご連絡下さいませ!
→https://www.heart-international.info/セミナー-workshop/
入江ちほみ
はぁとinternational株式会社 HP
→https://www.heart-international.info
日本語教師のための起業サポートプログラム
(JICリーダー育成プログラム)
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