3Jan
日本語教師の皆様のための『授業に役立つ小さなQ&A②_グループレッスンでのレベル差』
【Q1】
グループレッスンの時の、生徒のレベル差に悩んでいます。特に、授業についてこれてない生徒をもっとサポートしたのですが、、、。
ここも、なかなか解決できない部分ですよね。
「非常勤なので、あまり出しゃばったことすると、担任の先生に何か言われるし・・・。」
「授業が終わったら、すぐに教務室に戻らないといけないので、個別に指導する時間もないし・・・。」
「個人的にサポートすると、他の生徒から何か言われるかも知れないし。。。平等にしないといけないですよね・・・。」
などなど、その背景はどうであれ
「何かしてあげたいのに、何もできずに悶々としている。」
ということなのだと思います。
「根本的な解決」というと、まず、その「根本」が違うので私にもどうすることもできないのですが、この時お伝えさせていただいたアイデアは、、、
【A1】
具体的に、一つでも伝える。
です。
何かというと、だいたいサポートが必要な学習者って、「これさえ出来れば!」というよりも、いろいろと弱点が絡んでいることが多いですよね。
だから教師も「あれもこれも説明してあげたい、教えてあげたい」と思っているようで、そうなると、「たくさん時間」が要ります。
そして、たくさん時間が取れないと、「何もできない」となります。
つまり「何もできない」→「何かできる」→「一つから」始めてはどうでしょうか?
と、思います。
事前にその学習者の弱点って分かりますよね?
例)学習者:学校で 行きました。
教 師:(あ〜、「で」じゃなくて「に」なのに〜。きっと「に+行く、来る、帰る」と、「で+行為」がごっちゃになってる〜><)
というところまで感じていると思います。
ここを一言説明してあげられたら、きっと次回から、せめて同じ間違いが一つ減るのに〜。
なら!
「抽象的にたくさん間違い」を、「1つずつ具体的に、分かりやすく、短時間で説明する」に変換してみたら、少しずつですが、「何もできない」→「何かできた」には、変わります。
そして、30秒〜1分くらいの時間で1個間違い訂正ができれば、自分の担当の時毎に少しずつ教えて、1ヶ月もするといくつもの間違いを個別指導できたことになります。
って、どうでしょうか?!
ここは、教師が「簡単に分かりやすく間違い訂正をする!」という力量も必要になってきますが、でも、そこまで到達していない新米?!新人?!日本語教師の皆さんも、2分くらいかけて1つを説明する、というくらいならできるのではないでしょうか?
普段の生活の中でも「抽象的な不安や悩み」にストレスを抱えていたり、漠然と恐怖を感じている事ってあります。
そんな時は「具体的に」「1つずつ」と、気持ちを整理すると、できることが見つかる、ということが多くあります。
是非、宜しければ、こんな小さなアイデアでも、どなたかのお役に立てればと思います。
頑張って下さい^^
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