5Jan
昨日、オランダの生徒さんとオンラインレッスンをしていた時に、この「stroopwafel」のことを教えてもらいました。
オランダではみんな食べている有名なお菓子で、クッキーの中にキャラメル味の何か(意思疎通がはかれず、情報をキャッチできませんでした^^;)が入っているそうです。
時には外に、チョコレートのコーティングがされているものもあるようで。
日本語教師のお仕事は、お仕事なんですが、生徒さんを通して、世界中の生活習慣、食文化に触れることができるのが楽しみの一つでもあります。
私は、今のこの自由なスタイルで働く形に辿りつくまでに、10年くらいかかりました。
日本語教師としての自信と、やり甲斐と、自分らしい形とお金。
これが繋がっている状態で日本語教師としてお仕事をしていらっしゃる方は、とても幸せだと思います。
私は決して全てが満たされているわけではないのですが、このBlogのタイトルにある
『日本語教師の学歴と資格』 ≠『 実践力と自信と可能性』
に、早めに気付いたことはよかったと思っています。
本当に一生できるスタイルは「独立」しかない、と考え、そして、その独立に一番必要なのは「資格」ではなく、「実践力」と「その実践力を磨いて、実力で上がっていく!」という決意と継続だと気付きました。
一見、特別な人にしか選べない道だと思われるかも知れませんが、もともと日本語教師は、フリーランスの仕事で、「所属」といっても、非常勤がほとんどです。つまり、「不安定」です。
起業しているかどうかにかかわらず、そもそも「フリーランスとして独立している」ということになるのです。
そして、この「独立」の形が、一番収入も増えていく形になります。
もちろん、日本語学校で働けるのであれば、学校とのかけもちもokです。
(全ての学校がokかはさておき)
日本語教師の資格と学歴に一番こだわっているのは「日本語教師の業界」です。
もちろん日本語学校で働きたい、という方が多いからだと思います。
それは充分理解できます。
ですが、残念なのは「その道しかない」と思っている方が非常に多い、ということです。
ちなみに私は、今まで独立した形で仕事を続けて、
「資格がありますか?」と聞かれたことは一度もありません。
「学歴は?」と聞かれたことも一度もありません。
私は短大卒です。
日本語教育検定試験も受けたこともありません。
でも、会社として、「質のいい仕事」が少しずつ増えています。
つまり、「日本語教育業界」以外は、「資格」や「学歴」など、気にもしていない、ということです。
どちらかというと、「資格」や「学歴」より、
「これ、できますか?」
という、その仕事を負えるかどうか、という確認だけです。
それを相手に示す十分なカリキュラム作成(=企画書、提案書にあたります)と、上達させられる技術、企業がみているのはこれと、最後は価格交渉、です。
扱っているものが「日本語教育」という事以外、電気屋さんであろうと、イベント会社であろうと、「同じ」なのです。
お金を払って、自分の会社にある問題を誰かが解決してくれるのなら、それだけでいいのです。
そこで「私、日本語教師の資格持っています」
ということは、「勉強したんですね」という認識は相手に与えられますが、
「だから私はできます!」ということと繋がりません。企業も「できるかできないか」を知りたいのです。
なので、
『日本語教師の学歴と資格』 ≠『 実践力と自信と可能性』
なのです。
昨日、本当にショッキングなことを聞きました。
ある方の紹介で会った、福岡にある養成講座に通っていらっしゃる方との会話です。
「養成講座の先生に、日本語教師は中卒でもなれるって聞いたんですが、本当ですか?」
とのこと。
年々、日本語教師の学歴のことで先を諦めたり、やむなく通信制の大学に通うという選択をされる方が増える中、このような情報に、心のどこかでは
「また・・・。」
という思いもありました。
私は頻繁に日本語教師の皆さま方からご相談をいただくことが多いのですが、その相談内容は、
「資格を持ってないから」「高卒だから」「大卒じゃないから」
というこの3つ。
そして、
「養成講座では教えてもらえなかった」現状もずっと変わらずあります。
「養成講座に入るときは「日本語教師、なれますよ!」420時間を修了すればなれるし、何才になっても出来る仕事ですよ。」って言われたんですけど、本当ですか?」
と。
「日本語学校の求人を見たことがありますか?国内外、ご自分が働きたい環境、学校の求人を見てみて下さい。そこに現状がありますから。」
ということと、私が知っている情報をお伝えしています。
ほっとんどの方が
「え・・・・、知らなかった、、、、養成講座で何も教えてもらえなかった、、、」
という反応をされます。
養成講座、日本語学校、組織は組織の存続を守ります。
「受講生を守る」また、「日本語教師を守る」場所はどこにあるのだろうか・・・?
という思いから、この「はぁとinternational」を設立した数年前のことを思いだし、今もほとんど状況が変わってないことにがっかり+腹立たしい気持ちも感じています。
日本語教師の選択肢、なりたい自分と学んでいる場所が合致しているのか。
今関わっている場所は信用できるのか?正しい情報を伝えてくれているのか?
そこを疑うことすらしていない、夢を見ている日本語教師の皆さんに、情報を「隠す」また、後で言い訳ができるような伝え方をする組織に対して、どうすればいいのか、今後も会社として、そこに切り込んでいくべきなのかどうなのか、という自問自答を、私も抱えています。
もう少し私自身も、この自問自答を続けて、今の私に、会社に「できること」と「すべきこと」に整理して、自分の中に落とし込みたいと思います。
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はぁとinternational株式会社 HP
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