26Jan
*今日のメルマガの内容、公開しています〜^^
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おはようございます。
今日は、非常に遅ればせながら、今年のスケジュール帳を買ってきました。
今日から、また心機一転
「一つ一つ」
「1人1人」
「一言一言」
を大切に、毎日を幸せに感じながら過ごしたいと思います。
さて、昨日ご紹介致しました読者の「S様」より、
「自己紹介で役立つ14項目の文法のポイントと教え方のコツ」の『1章-7』に掲載されていた
「アラサー」
「アラフォー」
などの俗語を教えるかどうか、という見解にご意見をいただきましたので、皆様の
「私だったら・・・。」
という「自分軸作り」にお役に立てればと、情報を共有させてただきたいと思います。
(このブログ内の「自己紹介で教える14項目の初級文法と教え方のコツ」というメルマガ登録より配信しております。宜しければご登録いただけましたら幸いです♪)
以下、S様より。
「「アラサー」や「アラフォー」は、私であれば、下記の理由で特に教えません。
・すべての年齢層には通じそうにない表現だから
・日本語を学ぶ外国人が当然知っているものと日本人が想定している表現ではない(のは明らかと感じます。印象論ですが)。
・和製外国語由来の表現は、特に会話では定着せず、
すぐに廃れる、あるいは廃れつつあるケースが多いように思うため
(例:ナウい、ハンサム、アベック、カップル等)。
知っていて無駄にはならないでしょうが、授業でわざわざ教えなくとも、日本に住み始めれば必要に応じてメディアを通じて自然に覚えられると思います。
私個人の事情もありますが、担当しているのは、フォーマルな場面で日本人をお客さんとするスタッフたちなので、アラサー等の表現は使いようがなく、また、使わせたくもないという理由もあります。
・「いい意味で面白がってもらえる」という理由で教えるなら、その意図はわかります。ですが、俗語を教えると、それを使いたくなるのが学習者であり、
不適切な場面で使ってしまって大変な思いをさせたくないなと感じました。
以上です。
このS様のご意見に対しての私のコメントは、既にお送りしているのですが、私が今まで関わってきた学習者の方がたまたま
「趣味」
「日常会話」
が目的の方が多かったため、
(試験目的の方の休憩がてら、という使い方もしていました。)
「テキストにない日本語」
を面白がって教えていたように思います。
そして、S様のように、面白い言葉は外国語であれ学習者も何か感じるようで、直ぐに覚えて、そして直ぐに使いたがっていました。
それ以上何も深く考えずに教えていたのですが、今回S様よりご意見をいただき、
「なるほど~。」
と頷いてしまいました。
最終的な私の「自分軸」は
「教える相手を選ぶ」
という、基本的なところで落ち着きました。
過去の学習者を思い出すと、
「バーテンダーとして働いている」
学習者がいました。
彼のような学習者は、お客様との会話をより楽しめるように、カジュアルな会話を楽しめる日本語力があると役立ちますよね。
そして、いつか日本でホテルで働きたい、と言われる学習者の方もいました。
その方にも冗談っぽく教えたことも有りましたが、今、S様のご意見を元に振り返ってみると、今なら教えないな~と思いました。
こういう判断も、全て日本語教師1人1人にかかっているので、こうやって一つの見解を
「私だったら・・・。」
と「共有」→「自分軸作り」に繋がる情報交換の場、交流の場っていいですよね。
S様、本当にありがとうございます!
もう一つ、私も
「なるほど~!」
という情報をいただいたんですが、その情報は、また明日配信させていただきますね。
では、今日も充実した一日をお過ごし下さいませ。