1Feb
毎日、メディアで、SNSで、ほぼ毎日目にする
「技能実習生の現実」
「受け入れ企業の実態」
というような見出しや記事。
この言葉に、瞬間的にすっごく腹が立ったり、不安になったりします。
そしてその後で
「じゃ、(日本語を教えている)私に何が出来る・・・?」
1.署名活動
2.情報発信
3.・・・
と、なります。
組織として大きく動こうとされていらっしゃる方も目にします。
理想なのは
「来日前〜来日後のトータルサポートが可能なプログラムでも作って、それを企業に持ち込んで、外国人側と企業側の双方に研修を実施して・・・」なども考えてみたりします。
でも、「個人として」と見たときに、自分が組織に属さないと何もできないっていうのも、不安定な立場だな、と思います。
「来日外国人のサポートができる「個人」が集まって、チームや組織になれば、それが組織として動こうと、個人として動こうと安定した活動ができるのでは?」と、私なりに考えています。
もちろん、彼らのサポートをボランティアで行うのか、仕事として行うのかでも変わってきます。
私達も生活があります。だからやっぱりできれば、「彼らの役に立てて、社会の役に立てて、そして、自分の生活も持続できる形」が私には理想です。
だから私はこう考えました。
①自分自身が、彼らを「日本語」「生活習慣」「心のケア」ができる人間になって
②彼らの状況に合わせて、時にボランティアとして、時に仕事として報酬をいただきながら関わる
ことが臨機応変にできたら。。。
きっとこのステップは、多くの日本語に携わる方々が望む形ではないでしょうか?
私は、個人の思いと、会社の理念が同じです。
個人の私でできることを、「会社」という入れ物の中で動く事で、世の中に対して、自分自身を活かせる量もスピードも変わってきます。それは、全然違います。
個人事業〜法人として、という流れを経て活動してきた私は、本当に実感しています。
でも、でも、最終的に1番大事なことは
「会社の入れ物の中に、「誰が」いるのか」
ということです。
そしてその入れ物には、
「選ばれた人が入る」という考えと、「入るとその組織の理念に相応しい人間に変わる」という2つの形があります。
私はどちらでもいいと思いますし、後者は、「変わる」までに、いろいろな出来事や、絆を築くための試練?!けんか?!がありますが、その過去があったほうが、未来の関係が壊れにくい、とも思っています。
と、日本企業が、外国人実習生の皆さんに対しても、こう思って育ててくれたらいいな、と思っています。
でも、仕事だから、そんな育てる余裕なんてないよ!って企業側に言われるかも知れませんが、余裕があってもなくても異文化の人間同士です。拒否してもそれが現実として起こります。
だから、日本企業は、外国人を受け入れる以上、その現実を拒否するでもなく、「受け入れて、それから〜」という考えで彼らに向き合ってくれたら、と思います。
こんな理由と思いも込めて、私は、「JICリーダー」という資格を作りました。
心の底で、いつも、
「日本人み〜んなが、JICリーダーになってくれたらいいな・・・」と思っています。
時間もお金も投資するのは大変〜とか、無理〜という意見も聞こえてきそうですが、ここは、私が信じている「スタート」ですし、人の人生に携わる仕事ですので、自分自身とこの社会問題に対して、「中途半端な」を消して、「覚悟」を決めるためにも、時間とお金の投資は、時に非常に覚悟に有効だと思っています。
それが社会を変える主体者=リーダーですから。
皆さんが、それぞれの場所でこれらの社会問題のためにご活躍され、やり甲斐をもってこのお仕事に携わることが出来たら・・・と願っています。そして、私と一緒に、と考えて下さる方には、こちらのプログラム受講をご検討いただけることもまた私にとって嬉しいことです。
私にも皆さんにも、実習生にも、実習生の国の家族にも限りある命ですので、どうせやるなら本気で、といつも自分に言いきかせています。
誰のために何をする人生にするのか・・・の「誰」に来日実習生、「何」に「言葉と生活と心のサポート」というワードが入る方は、きっとこの講座があうと思います。私も本気ですので、グループレッスン無しの、お一人お一人の個別トレーニングという形にしています。
では、今日から2月!心機一転、どうぞ充実した28日間をお過ごし下さいますように・・・。
入江ちほみ
「JICリーダー育成プログラム」