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『くら寿司で、食べ方と日本語を教えるために』

今日は、10年来のアメリカ人の生徒さんと「くら寿司」に行って来ました。

日本の回転寿司は、海外の方にとって、とっても美味しく楽しい場所です。

この写真は、私が何を頼むのか夢中になっている間に、ふとお皿をみたら、アメリカ人のAさんが、自分のお皿に、このように取ったお寿司を一皿に並べていた写真です。

「あ、あ〜、なるほどね〜。こうやってみるんだ〜^^;」

と、あるいみ感動した一枚です。

現場では、いろいろ教えられることがあります。

「お箸は、こうやって持って〜」とか

「次、何頼む?」とか、

「この魚の名前、知ってる?」から、

「はぁ〜、もうこれ以上食べられない。無理〜。」

っていう日本語まで、リアルな体験の中では、いろんなことを教えることができます。

 

「食べ方」は、日本語教師じゃなくても、日本人であればだいたい誰でも教えられます。

「買い物の仕方」「チケットの買い方」「○○への行き方」

でも、それを「日本語で」教える、「活動を教えながら日本語を教える」という手法は、実はコツを掴まなければできないのです^^

でも、その「コツ」は、「コツ」というくらいなので、そんなに複雑で難しいものではありません。

「現物」と、「ジェスチャー」と、「伝わる日本語」があればokです!

「現物」と「ジェスチャー」は、なんとなく想像できますが、例えば

 

「お箸は、こうやって持って〜」の場合、

①「これはお箸です。言って。お箸、お箸」

②「お箸」をリピートさせる。

③「お箸」という名前が分かったら、今度は、「持ちます」と言いながら、お箸をテーブルに置いた状態から、手で持ち上げる動作を何度かリピートして、「持ちます」を理解させる。

④「お箸」「持ちます」が分かったので、あとは「こうやって」を言いながらお箸を動かします。

こうやって、「お箸をこうやって持ちます」の日本語を分解すると、

「お箸を」「こうやって」「持ちます」

の順番ではなく、

「お箸」「持ちます」「こうやって」の流れで伝えることが伝わりやすい、ということが分かります。

 

このように、「ちょっとしたコツ」「伝わりやすい日本語のコツ」は、日常生活で外国人の皆さんと触れあう時にはいつでも役に立ち、「○○の仕方」だけではなく、「○○の仕方」と「日本語」の両方を教えてあえげることができます。

こうやって、外国人の皆さんが、一日でも早く、日本での生活習慣に慣れ、言葉を覚えて、自分でできることが日本で増えていく、つまり「自立して生活出来る」ことを応援することが、日本人としての役目ではないでしょうか?

「役目」と思って下さる日本人の皆さんが増えたらいいな、とは、個人的に思っています・・・。

 

来日される以上、私達は、異文化を拒否することはできません。

個人で拒否しても、今日、明日で何がどうなるわけでもありません。

それなら!

お互いが共存する方法を一日でも早く見つけ、歩み寄り、居心地のいい日本社会を作るように前を向くことが1番の「誰もが幸福を感じられる日本」に繋がるのではないでしょうか?

こういう思いを込めて、私は数ヶ月前に、

「JICHomeリーダー」という講座を作りました。

ちょっとのコツです。

でも、双方がぐ〜っと歩み寄れるプログラムです。

2月10日までお申し込みの方は、10,800円→8,100円で提供させて頂いております。

大きなことじゃなくても、日常生活の一部をすこ〜し前に進めるだけで、私達も、外国人の皆さんも暮らしやすくなります。

「このお寿司、美味しいね^^」

って、一緒に笑って美味しい物を食べられる関係を広げていきませんか?!一緒に、是非!

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