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授業の主役は、生徒です

みなさんこんにちは、アミです(‘ω’)ノ

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さてさて、日本語学校での研修が始まりました~!

今日は、中級研修の様子をお伝えします。

 

事前に出されていた課題は

「として」

「にしては」

「にしても」

の三つの導入を考えてくることでした。

 

これまで、初級の学生とばかり仲良くしてきたからか、

中級の文型というものに、大変不慣れなことに気づきました。

例文を考えるのにも、時間がかかります…(-_-)

 

何とかひねり出した導入の文は、

「手ぬぐいは、掃除道具としても使えます」

「彼は、力士にしては体が小さいです」

「いくら忙しかったにしても、電話する時間くらいあったでしょう」

です。

 

就職面接のとき、

「はじめの頃は、授業に集中させることから

指導しないといけないから大変ですよ」

と聞いていたので、ならば生徒を飽きさせないようなものを!

と思い、手ぬぐいと力士を題材にしてみたのですが…(/ω\)

 

ベテランの先生方からいただいたのは、

「導入で用いる題材は、目新しいものよりも、

生徒が見慣れたものであるほうがいい」

というアドバイスでした。

 

いきなり、手ぬぐいや力士を出しても、

新しく聞く語彙ばかりに注意が行ってしまい、

文型が頭に入らないのだそう。

 

「中級」といっても、

みんなの日本語であればⅠとⅡの二冊を終えたばかり。

初級文型の定着はまだまだで、未習の語彙や文型には、

初級の生徒と同様配慮が必要だということでした。

 

この日本語学校ではスピーチ大会が毎年行われているのでそれを題材に、

「○○さんは、クラスの代表としてスピーチ大会に出ました」

とか、非漢字圏の学生で漢字の成績が優秀な学生がいれば、

「○○さんは、ネパール人にしては漢字が上手だ」

といった例の方が、生徒がのみこみやすいということでした。

 

なるほど…( ゚Д゚)

小道具を使うよりも、シンプルで分かりやすい!

既に共有している状況は、

何より導入の材料になるのです!

 

(もうちょっとだけ書くと…

ネパールからきた学生たちは、

「せっかく日本にいるのだから日本を楽しもう!」

という意識がないのだとか。

中国人の学生が国内を旅行したり、街で遊んでいるのに対し、

ネパール人は、アルバイト先と学校と自宅を往復する生活なのだそうです。

ことばや物価の差も理由なのかもしれませんが、

そもそもそんな意識がないのだとか…)

 

どんなに、日本らしいものや、面白いものを使っても、

それが生徒の生活から遠いものであったなら、

使えない技術を教えてしまうことになるのかもしれません。

 

そういえば、振り返ってみるとこれまで、

「教師が学習者に見せること」ばかり考えてきたような気がします。

まるで、教師がエンターテイナーであるかのような。

(そういえば、教壇を舞台だと思ってた時期もありました…(*_*))

授業の主役は生徒たち。

彼らが、日本の生活の中で

触れているもの、見ているもののそばに、

さりげなく日本語を添えてあげる…

ちょっとうまくいえませんが、

そんなイメージを持ち続けたいなと思います。

 

では、今日はこの辺で!

アミでした。

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