8Jul
先日、キューバ人の生徒さんから
レッスンのお申し込みをいただきました。
なぜか私は、欧米系の生徒さんにご縁があるようで、
お問合せ・お申し込みはだいたい
アジア圏以外の方が多いのです・・・。
①生徒さんのニーズ
その方のお悩みは・・・。
- 日本に住んで長いが、日本語の癖がついてしまっている。
- 助詞・文法をきちんと使えるようにして、きれいな日本語が使えるようになりたい。
- 新しい言葉を習っても、場面が違ったら話せないので、いろんな場面で使えるようになりたい。
- 日本人と、コミュニケーションがきちんと取れるようになりたい。
などなど、これはリクエストの一部分ですが、でも、切実なお悩みですよね。
そして、私はこのお悩みを受けて、
「じゃあ、まず、3ヶ月のカリキュラムを作りましょう!」と提案しました。
②3ヶ月のカリキュラム
私はだいたい、最初に3ヶ月のカリキュラムを作ることにしています。
もっと長い勉強期間の方にも、3ヶ月で提案します。
理由は、3ヶ月の目標設定は、
少し頑張れば到達できるような感覚を
持ってもらえるからです。
1年間受講希望の学習者に、1年後の目標を設定しても、
最初どんなにモチベーションが高くても、
次第に中だるみの時期が来ます。
その「中だるみ」を防ぐために、
3ヶ月毎の目標を設定して、
その目標達成を繰り返し、
4回目の達成が1年後の達成に導かれている
というカリキュラムを作ります。
中だるみする前に、新しい目標設定をする、
ということですね!
これはとても大切です。
受講生にとっても、教師にとっても。
そして、今回、この受講生に向けての
カリキュラムの作成コンセプトは
①初級文法からの見直し(助詞含む)
②語彙力アップ
③コミュニケーショントレーニング
です。
③教える
で、この全てを組み込んで、
どうやって教えるのかというと、
はぁとinternationalオリジナル参考書
「初級文法なるほど参考書」の目次から
場面を抜粋していきます。
(55のテーマ、約250項目の文型収録)
この、「初級文法なるほど参考書」は、
日常会話で必要とされるほぼ全ての文型・文法を
網羅しているので、
この方のように、今まで積み上げ式で
勉強していない方にもとても使いやすい参考書です。
目次部分一例
→http://www.heart-international.info/日本語教師/初級文法なるほど通信トレーニング/
こちらのページに、参考書の1部が掲載されています。
例えば初回、第一回目のテーマは「人を紹介する」です。
このテーマで1時間授業をしますが、
皆さんならどうやって授業を組みますか?
教科書を決めて、1ページ目から順番にしますか?
今まで日本語を習ったことがない学習者になら
それでもいいかもしれませんが、
この方のように何が分かってて、
何が分かってないかが分からない方には、
「文型一覧」のリストがあり、話せるかどうかを
その資料を基準にして確認しながら授業するのが
一番「ムラ」がない学習方法だと思いませんか?
そして、今回は、その参考書の55のテーマの
①〜⑫までをそのまま第1回〜第12回
(週1で3ヶ月間)に充てて、
カリキュラムを作りました。
ちょっと長くなりましたので、
続きは「キューバ人の生徒さん②」でお届けしますね!
また明日〜^^