5Jul
こんにちは!松です(^0_0^)
先週「煎茶」のお茶会を体験しました。
初めてで、作法も知らないので
少々緊張しましたが、
慌ただしい仕事の後にいただいた
心のこもった一服のお茶で
疲れた体が癒されました。
ところで学校で日本語を教えている方は
チームティーチングをしている人が
多いのではと思います。
一つのクラスを複数で教えていると
学習者にまつわる情報交換の場が増えます。
自分の授業以外で
その人が何をしていたか
どんな発言をしたのか
自然と耳に入ってくるものです。
○○さんはこんな言葉知ってたよ、すごいね。
☆☆さんはスマホ依存かなあ、ずっと触ってた。
そんな話を聞いていて
ついつい私も
そうだね、○○さんは昨日のニュース知ってて
みんなに説明してくれたよ。
と情報を付け加えてしまいます。
そのため○○さんの評価はますます上がり
いい学生だよね
と教えている先生が
くちを揃えて褒め始めます。
まてまて、これって
ハロー効果(光背効果)じゃない?
ところで、日本語が上手な学習者は、性格もいいと思いますか?
冷静に考えてみると
成績と性格のよさは一致しないと誰もが分かります。
頭では分かっていても
いくら教えても全然覚えてくれない
何度訂正しても間違いを繰り返す
宿題をちゃんと提出しない
そんなことでイライラすることがあったら
まてまて、これって
ハロー効果じゃない?って
自分を疑ってみましょう。
ハロー効果(halo effect)というのは
人がある側面で望ましい特徴(または望ましくない特徴)をもっていたら、
その評価をその人全体の評価にまで広げてしまうことです。
たとえば
教師が学習者を見るとき、
成績の良い学習者は、その人の性格や行動までもが肯定的に評価されがちです。
一方で、成績の悪い学習者は
すべての面で問題があるように
見られやすくなります。
それに加えて
教師は学習者に対して
いろんな期待を持つものですが
この期待が学習者の成績をも左右すると言われています。
=ピグマリオン効果
教師が高い期待をもつと、
無意識にヒントを与えたり、
問題を言い換えたり、
回答を待ったりする
傾向があるそうです。
これは一見いいことのように思えますが
マイナスの期待をもった場合には
無意識に不適切な対応をし
その学習者のマイナス要素を集めて
ますますマイナスの評価をする
可能性があります。
いつものように教師が集まって
○○さんはいい学生だね。
☆☆さんには困ったものだね。
なんて会話が始まったら
まてまて
これってハロー効果じゃない?
これってピグマリオン効果かも。
と自分で自分を疑ってみる
そんな松であります。
まだまだ修行が足りませんね(^0_0^)