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自分のこと、どれぐらい話す?

 

こんにちは!マツです。

新学期がスタートしました。

私はいろんなところで働いているので

春に出会う人の数がすご~く多いです。

名前やその人の特徴など

覚えることがたくさんあって慣れるまでは大変!

 

今月は「はじめまして!よろしくお願いします。」

という決まり文句を行く先々で繰り返していますが

初めて話す人に、どのくらい自分の情報を伝えるか

ときに迷うことがあります。

 

 

個人的な情報や考え、感情を

他の人に伝えることを自己開示といいます。

自己開示がうまく作用すると

相手に共感してもらえたり親しみをもってもらえたり

互いの理解が深まったりします。

 

反対に、うまくできないと

誤解されたりすることも・・・

 

初対面でいきなり年齢、出身、職歴、家族構成、趣味のことなど話したら、

相手はびっくりするかもしれません。

でも、場面によってはOKのことがあります。

 

例えば日本語教師の集まりだったら

どこでどんな人たちに教えているか、

仕事の経験は何年か、

仕事はやりがいがあるか、

どんなことで困っているか、

など聞きたいことや共感しあえることが

いっぱいありそうです。

 

相手が日本語教師じゃない場合は

「日本語教師してます」と言ったら、

「へえ~、じゃ、英語ペラペラなんですね」

という話になるかもしれないので

あえて言わなくてもいい場合が。。。

 

 

自己開示をどのくらいしたらいいか迷った時は

だいたい相手と同じくらい開示していくといいと思います。

 

相手が

「今日はバスが込んでて、遅刻しそうになりました」と言ったら

「私もバスで来たんですけど、朝はイライラしますよね」

「どちらにお住まいですか?」

「博多区です」

「えっ、私も博多区ですよ」というふうに。

 

相手の会話の中から

自分も開示できそうなことや共通点を見つけて話すといいです。

 

 

自己開示の効果はいろいろあります。

悲しいときに感情を表すと

周りの人からなぐさめてもらえる。

嬉しいときは一緒に喜んでもらえる。

大勢の前に立った時

「ちょっと緊張してます」と言うことで

周りの人も多少の言い間違いを許してくれる。

 

自分の意見を表明することで

考えていることを理解してもらえる。

反対意見を聞くことができる。

 

このように真の姿をさらすことで

人間関係を深めることができます。

 

とはいっても

相手はどんな人か

自分は相手と親しくなりたいのか

どこで話すのか

1対1か、1対多数か

対面で話すのか、SNS上か

など、いろんな条件を考えて

自己開示したほうがいいでしょう。

 

初対面なのに

いきなり自己開示しまくられたら

こちらも引いてしまう

ってことありますし。

 

適度に自己開示して

この春出会った人たちとも

少しずついい関係が築けたらいいですね。

 

付け加えておきますと

自分の失敗談をユーモラスに語り

その話に何らかの教訓が含まれていたら

「この人お話上手だなあ」って感心します。

学習者もきっと先生の失敗談が大好きなはず。

 

それではまた来週~(^0_0^)/

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