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はじめまして! そして、教案 のお話

はじめまして、アミです(‘ω’)ノ
毎週水曜日は、新米日本語教師による、
なるほど!をお届けします。

今日のテーマは、 教案 です。
教案とは、ある一コマの授業を
どう進めるかを書いたものです。
時間配分や道具、
具体的な説明・指示の出し方、
注意点などを書くことが多いようです。
日本語の授業準備とは、この教案を
書いて流れを整理し、必要な道具を揃え、
スムーズに進められるように練習して
おくことを言います。
といっても、先生の数だけ流儀が
ありますので、これはある一例です。

これらは主に養成講座で学んだことですが、
修了してから四年が過ぎており、
忘れていることも多いだろうな、
と思って過去のノートを見返していると、
こんなメモが出てきました…

naruhodo1

自分で見つけてびっくりしました( ゚Д゚)
はっきりしない記憶ですが、
どうやらボランティア教室での授業後、
書き殴ったもののようです。
おそらく、何も準備せずに教えに行き、
玉砕したのでしょう…。

なぜ、何も準備せずに行ったのか…
その理由はわかりません。
準備なんて必要ないわ!と思っていたのか、
あるいは飛び込みの生徒だったのか…
いや、おそらく前者でしょう。

このメモのことは忘れていましたが、
このときのわたしは、
心から反省したのだと思います。
気づけば、プライベートレッスンであれ、
直前まで生徒が来るか来ないかわからない
ボランティア教室であれ、
必ず授業準備する癖がついていました。

時に準備しすぎで、生徒の話す時間まで
奪ってしまう、
という別の問題も出ていますが…(-_-)
準備への力加減は、目下の課題です。

ところで教案のスタイルですが、
先に書いた

「時間配分や道具、
具体的な説明・指示の出し方、注意点」
というのは一例です。
簡単なメモ程度の方もいますし、
逆に、未習語彙を気にして、
一言一句全て書き出して
台本のようにされている方もいるようです。
わたしは、板書がとても苦手なので、
教案を横向きにして幅を広げ、
板書欄を設けています。

naruhodo1-1

 

自分で作っておきながら、
まだうまく使えていないのですが(-_-)

ちなみに、日本語学校によっては、
授業前の教案提出が義務になっている
ところもあるそうです。

おそらく、ベテランの先生が
チェックされるのでしょう。
わたしが勤務する学校では、
教案専用ファイルにファイリングする
ことになっています。

 

教案を書く、ということはすなわち、
日本語を客観的に見つめ、分析し直すこと、
そしてたくさん浮かんでいる例文や
アイデアや発見を整理することです。
時間も頭も使う作業で、
なかなかのエネルギーを要しますが、
この作業をすっ飛ばすことはできません。
きっと、ベテランになっても
同様の作業が必要なのだろうな、
となんとなく予想していますが…
先輩方、どうですか?

教案に関するお悩みや問題提起があれば、
ぜひお寄せください。
一緒に考えていきましょう(‘ω’)ノ

以上、アミでした。
また来週!

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