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生き抜くための、日本語

 

こんにちは! アミです(‘ω’)ノ

 

さて、読解文のテーマが

避難訓練」だった ある日のこと。

 

休憩後、授業を再開しようとしたちょうどそのとき!

ジリリリリリリリリリリリリ

と、けたたましい非常ベルの音が。

 

 

 

頭が「避難訓練」でいっぱいだったわたしは、

「ん、今日は本当に避難訓練だったっけ?」

と、変に落ち着いていました。

 

 

 

 

学生たちは立ち上がったり、荷物を持ったり、とにかく不安そう。

変に落ち着いているわたしを見て、さらにちょっと不安そう。

とりあえず静かにさせて、教室を出ないように指示し、事務に事実確認に行きました。

 

結局、学生のいたずらだったことが判明。

 

騒ぎはすぐ落ち着きましたが、不安そうな顔をしたままの学生がちらほらいました。

そしてやはり、本当に非常事態のときはどうしたらいいのか、という質問が。

とれるだけの時間をとって、教室の中で避難訓練をしました。

 

 

 

・鳴ったのは「非常ベル」だということから始めて、

「非」「常」の意味、非常口のマークの確認。

 

・校内放送で言われた「誤報」の意味、それぞれの漢字の確認。

 

・読解の文中にも出てくる

おさない、かけない、しゃべらない、もどらない の「おかしも」のルールと、

補足として、避難するときは何も荷物を持たないこと

 

…などなど。

 

 

 

 

普段なら漢字が出るたびに、

「漢字は難しいから勉強しなくてもいいです!」なんて冗談をいう学生も、

この日に限っては、メモをしっかり残し、漢字を覚えようとしていました。

 

 

進学のためにと思って、日本語を教えてきましたが、日本で生活している限り、

自分の命を守るためにも、日本語や日本社会の知識が必要なことを、

学生たちに意識させたいと思いました。

 

逆を言えば、一年間日本で生活してきた彼らでも、

危機管理の知識は乏しい、ということです。

 

 

また、母国で避難訓練をしたことがない、という話も聞いて、

本当に火事や地震が起こっていたら、と想像すると怖くなりました。

 

事務の方や、消防の方にとっては迷惑なことだったと思いますが、

非常ベルがなってくれたおかげで、学生たちに一つ、備えができてよかったと思います。

 

 

さて、そろそろ夏休みですね!

学生たちはアルバイトに明け暮れるのかな…

わたしはひとまず、この四か月の反省と教案整理と通信トレーニングの勉強と…

やることはたくさん!!

 

みなさん、いい休みにしましょう(‘ω’)ノ

 

以上、アミでした~!

 

 

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