31Jul
みなさんこんにちは!
今日は、Real Japan! Real Japanese! プログラムのご報告①です。
7月15日の記事で、このプログラムができた背景をお伝えしました。
さて、その中でも日本語のレッスンですが…。
方言の授業をしよう!
ということが決まったものの、
実際には、博多弁ネイティブというわけではないわたし。
(福岡には20年以上住んでますが、両親とも大分出身なのです)
博多弁は、京都弁にならんで「かわいい!」「話したい!」
といわれている方言だそうで、いろんな解説本やガイドがあるようです。
どれにしようかな〜と漁っていたところ、思いついた!
流行っていたあれ!
アナと雪の女王!!
「生まれて初めて〜博多弁ver.」
字幕もあるし、長さもいい感じだし、完璧!
ということで、文字起こししておきました。
オレンジがアナ、紫がエルサです。
(被って歌うところは、順番がずれているかもしれません)
守ってもらわんくていいと
うちは大丈夫やけん
ねぇエルサ行かんで
ねぇ頼むけん
うちから離れんどいて
そう生まれてはじめて
わかりあえると
生まれてはじめて
力になるけん
ねぇふたりで山ば降りようよ
怖がらんで
一人だけ置いて
帰れんもん
アナ
頼むけん
帰ってくれん?
太陽が輝いとうとこへ
うんばってん
いいと ここでは
一人やけど 自由に生きられるったい
わたしに近づかんで
それは無理
なんで無理と?
ものすごい雪たい
なんて言いようと
は か た が 危 機 な ん よ
え!?
エルサの力で博多が
雪と氷で包まれたと
博多が!?
エルサなら元に戻せるやろ?
いや無理たい
やり方がわからんと
出来るけん
絶対出来るけん
そう 生まれてはじめて
ひどいわ 悲しか
生まれてはじめて
勇気を出さんば
何もかも無駄やったと?
ふたり手を取らん
無意味やったと?
冬を終わらそう
わたしに出来ることは
なんにもなか
聞いて
危ないだけ
青い空を
取り戻したいと
必ず出来るけん
力を合わせれば
やめんね!
方言も、分析してみると、きちんとルールがあって、説明ができます。
語尾の「よ」や「ね」、「の」の代わりに使われる「たい」や「と」、
否定の「ない」が「ん」になるとか(行かないで が 行かんで)、
理由の「から」が「けん」になる(出来るから が 出来るけん)、
「無駄だった」が「無駄やった」
などなど・・・。
まずは、字幕を隠してデョクテーションさせ、
その中から、気になったものから取り出していって、実際に使えるように練習をさせよう!
と考えていました。
Cさんと、福岡でどんなことがしたい?と、プログラムの相談をしているとき、
わたしがちらっとでも博多弁になると
「出たー!博多弁。かわいくてたまらない!」
とまで言ってくれるCさん。
レッスンをするのをとても楽しみにしていたのですが…
いたのですが…なんと、台風の影響でCさんと会えず、
用意していた博多弁のレッスンもお預けになってしまいました。
しかし、Cさん、せっかく来てくれるので、
福岡を楽しんでもらおうと、急遽、福岡に詳しい友人Mさんに案内を頼みました!
ということで、次回は、Mさんからのレポートをお送りします(^ ^)
お楽しみに〜!