5Sep
みなさんこんにちは。
アミです(=゚ω゚)ノ
夏休み明け、髪を切って学校にいったら、
ベトナムからきた女子学生に 「先生、せつこと同じ!」
と言われました。
彼女が言った「せつこ」とは…
そう、映画『火垂るの墓』に登場する幼い女の子の名前です。
染めもパーマもしない真っ黒のまま、中途半端なマッシュルームヘアにしたので
確かに、そう言われればそんな髪型です。
勝手に「ベトナム人はドラえもんくらいしか知らない」と思っていたので驚きました。
そして同時に、 こんなときこのまま
「似ている」とか「ようです」「みたいです」「そっくりです」 を教えられたらいいのに…とうずうず。
後ろ髪引かれながら出席簿と宿題チェックに追われるのでした。
こんなことがしょっちゅうあります。
というか、ありませんか?
別のクラスでは、休み時間に、お弁当のメニューを
ぎらぎらした目で見つめている学生がいました。
お腹が空いていたとか、昼ごはんのことを考えていたわけではありません(たぶん)。
新しいバイト先がお弁当屋さんで、メニューと値段を早く覚えなければならないそうです。
見せてもらうと、おそらく初めて耳にしたであろう料理名や商品名独特の言葉がたくさん。
この7月に日本にきたばかりで、カタカナも怪しいときがあるのに大変だなと思うのと同時に、
このメニュー表で、文字や語彙や発音の練習をしてあげられたらいいのに…とまたうずうず。
しかし、「せつこ」の子にしてもお弁当の子にしても、
クラスには他に19人の学生がいて、
「平等な指導を」と言われていることを考えると、
ひとりの学生ばかりに構うわけにはいかないのかなと思ってしまうのです。
ちょこっとだけ「名詞+みたいです」という言い方を教えるとか
「幕の内」の発音を直してあげるとか、で精一杯かな、と。
日本語学校で教え始めてようやく半年。
悶々としたままですが、とにかくわたしに「できること」をやっていきたいと思うこの頃です。
ではまた!
アミでした〜。