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どんな言葉がこころに響く?

 

こんにちは!松です(^0_0^)/

ゴールデンウィークいかがお過ごしですか?

 

先週、「学びのルール その1」で

ほめることが強化するための報酬になる

と書きました。

 

人には、認められたいという承認欲求があると

マズローが欲求段階説で言っています。

 

みなさんは、満点をとった学生に何と声をかけますか?

「すごいね!」

「よくがんばったね!」

など、いろいろ声掛けをされていると思いますが

 

結論から言うと

結果(満点取ったこと)よりも、過程(努力したこと)を

ほめたほうが学習意欲が高まると言われています。

 

例えば親が

100点という結果をほめたり、喜んだりすると

子どもは

100点だと親が喜んでくれる。100点とれなかったら、親を喜ばせられない。

100点じゃなきゃ、認めてもらえない・・と考えるかもしれません。

 

もちろん、満点だったら親も子も嬉しいし、喜ぶのは当然ですが、

80点でも、60点でも、その子が努力して取った点数なら

そのがんばりを認めることが大事でしょう。

 

日本語教師と学習者との関係でも

これは同様ですね。

 

ところでみなさんは、自分の頑張りを褒められるとしたら

次のどのパターンがいいですか?

 

①いつも朝一番に来てるね!

②すばらしい!上手だね!

③助かるよ。一緒に仕事するの楽しいな!

 

 

①は事実を言っています。

②は話し手の評価が入っています

③は話し手が気持ちを伝えています。

 

このように、褒め方にもいろいろあって

どんな言い方がこころに響くか

受け手によって異なります。

 

相手の反応を見て、使い分けられるといいですね。

 

たまに、褒められるのが苦手とか、嬉しくないという人もいるので

注意が必要です。

自分に自信がなくて褒められてもホントウのことと思えない、

的外れな褒め方をされて不愉快、自分は他人に評価されたくない、

などいろいろな理由があるようです。

 

ほめる=報酬となり

学習者のモチベーションを上げる作用がありますが

褒め方にも工夫が必要なようです。

それではまた来週(^0_0^)/

 

 

~お知らせ~

5月16日(土)13時から

はぁとinternational(株)にて「活きる力講座」をします。

テーマは自己理解、他者理解、コミュニケーションです。

みなさんにお会いできたら嬉しいです!

松田さん5-4 講座

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