21May
さて。
「会社にしよう!」と決めたのが2014年9月。
さあ、何しよう!と、0からの次の1を踏み出した道は「創業スクールに行く」こと。
今まで、日本語に関することはあれやこれやとやってきて、
なんとなく経験値で判断できるようになったけど、経営のことは、また0からのスタート。
どこに相談に行ったらいいかもわからずにボーっとしていた時、知り合いが勧めてくれたのが
「創業塾とか、起業塾とかに行って、一通り創業するにあたっての知識を付けたら?!」というものでした。
あ、なるほど!
今まで気にも留めてなかった分野ですが、ネットなどで情報を集めてみると、
「商工会議所」や「日本政策金融公庫」などが主催の創業塾が結構ありました!
一日だけのセミナーから、数回に渡って開催されるものまで。
最近は「女性のための〜」なんてのもあるようです。
料金も、無料のものから1万円くらいのものまで。
ちなみに私は「女性のための創業スクール」で、1ヶ月間、毎週土曜日に開催される創業塾に行って来ました。
合計4回で、合計1万円の受講料でした。
創業スクールには約25名くらいの受講生の方がいらっしゃいました。
当たり前ですが、皆さん、「起業を考えている女性」という点でばっちり共通の意識があります。
アロマのお店を持ちたい方。ワイン教室を開催したい方。Web関係のお仕事で独立されたい方。
婚活事業を立ち上げられる方。
分野は違えど、皆さん本気で受講に来られている方達ばかりでした!
同じ目的、違う分野。楽しくないはずはないですよね!
こういう創業スクールのメリットはたくさんあって、
「創業に関しての一通りの知識が得られる」+「同じモチベーションの仲間に会える」と、
スタートに必要なこの2つが手に入ります!
事業計画のこと、個人事業と株式会社のこと、法律のこと、融資のこと、マーケティングのこと、
本当にバランス良く学べました。資料の一部ですが、写真の通りです。
今までやってきた「日本語」の実績は、他でもなく「商品」であり、
そしてそれを「売る」ことをしなければなりません。
創業塾で学ぶのは、商品の中身についてではなく、
それをどう売るのか、そしてどう維持していくのかということです。
商品の質ばかりを考えてきたここ数年間の頭を、
「売る」ことへと切り換えないといけない・・・
分かっていても、なっかなかできませんでした。
当たり前ですが、起業を意識してから一番嫌なことは、常にお金のことが頭にある、ということ。
お金の不安、と言った方がいいかもしれません。
9月に起業することをはっきり決め、12月1日の創業まで、ちょうど3ヶ月でした。
今振り返ると、創業塾に行くメリットとして、
①何をしたらいいのか分からなかった状態だったはじめの一歩がはっきりと見えたこと。
②失敗する前に、予測される失敗を把握できたこと。
③うまくいく方法と、うまくいかない方法を学べたこと。
④受講生の皆さんから毎回刺激を受けたこと。
⑤抽象的な自分の目標を、具体的に言葉や数字で意識でき、モチベーションが上がったこと。
というものがあると思います。
ただ、それと同時に、私にとって最大のデメリットが1つありました。
それは
「予習をしすぎたこと」です。
もともと情報はあまり入れない、入れたくないタイプの生き方だった私の人生。
体当たり型で、自らの体験や失敗から学ぶことで動いてきた今までの選択の仕方が逆になってしまい、
失敗例や指導を踏み出す前にたくさん見過ぎて、聞きすぎて、臆病になってしまったこと。
全く勘が働かなくなってしまいました。
「こうやったらうまくいきそう・・・」「こうやったらうまくいかなさそう・・・」という勘です。
多くの事例を聞いてしまうことは、ある意味、体験から学ぶ機会を奪ってしまうことにも繋がってしまうと思います。
これはあくまでも私の性格からだけの意見です。
また次回以降で書きたいと思いますが、この最大のデメリットが、
創業後半年間の私を苦しめる一番大きな原因になってしまいました。
失敗からなかなか立ち直れない方、慎重に一歩一歩進みたい方、
たくさんの情報の中から自分に必要な物を選択できる力がある方は、
絶対創業スクールは勉強になると思います。
ただ、たくさんの情報を頭に入れれば入れるほど、自分の勘、が見えなくなってしまう方は、
1度立ち止まって呼吸を整えてから創業塾などに行かれた方がいいかもしれません。
「ここがこんなに大変な場所だと知らずにスタートできて良かったと苦しみながらも思えるのは、
もしスタートする前に知ってたら、きっとスタートすらしていなかったと思うからだ。」
この言葉に共感できる方は自分スタイルで体当たりしながら進んで下さい。
この言葉に不安を感じる方は、たくさん予習してから進んで下さい。
自分にあったやり方で前に進むことが成功へ繋がる、これはきっと間違いないと思いますから!
これからの私の課題は、たくさんの情報の中から、自分に必要なものを選んだり捨てたりすることです!
まだまだ起業家0歳! 一歩一歩進みます!